画像データの整理法
「画像データのいい整理方法はないか」というご相談をよくお受けします。
社史等の編纂には多くの資料が必要です。お借りして複製し収集するものも少なくありません。複合機の普及により、画像データとして収集する資料も増えました。
収集した資料は、必要に応じて的確に探し出せるように整理する必要があります。
画像データが、印刷物等の活字テキストをスキャンしたものの場合は、透明テキスト付きPDFに変換し、全文検索をかけて探し出すという方法もあります。
しかし、写真資料や手書きの資料等の場合はその方法ではうまく探し出すことができません。
画像データそのものは、収集資料の全体構成、使用目的等に応じて分類体系を作り、対応するフォルダを整え、データを振り分けて保存すると、探しやすくなります。
分類体系はできるだけシンプルに、大分類-中分類-小分類の3階層ぐらいにまとめておいたほうが、検索、管理の上で実用的です。
さらに、画像データのデータベース化をお勧めします。それぞれの画像データの、分類、キーワード等の「検索キー」、編著者、発行年、発行所、撮影者、撮影 日等の「著作権情報」原資料の提供者と連絡先、所在、原資料借用日、借用者、複製日、返却日等の「管理情報」に、画像データへのリンクを組み込みデータベース化することにより、効率よくデータを収集、管理、検索、利用することができます。