日米ビジネスアーカイブセミナーを開催します
日本では、周年記念事業の一環として社史制作を通じて企業の歴史を振り返り、その過程で多くの資料を収集します。
しかし、ひとたび制作が終了すると、多くの企業がせっかく収集した資料を倉庫の中で「眠らせて」しまい、十分に活用しているとはいえません。
ただし、アーカイブズの考え方を導入したことにより、企業のマーケティング・ブランディング活動に多大な効果をもたらしている事例は少なからず存在します。
そこで弊社は、それらのなかでも先駆的な取り組みを行っている米国のザ コカ・コーラ カンパニーと株式会社資生堂のアーカイブズを紹介すべく日米ビジネスアーカイブセミナーを開催することとなりました。
ザ コカ・コーラ カンパニーのアーキビストであるTed Ryan氏は、著名なアーキビストの一人で、世界のビジネスアーカイブズ界をリードしています。
株式会社資生堂の石井光学氏は、静岡県掛川市の資生堂企業資料館の館長として、自社の保有する「企業文化資料」の発信につとめられています。
今回のセミナーは、2日構成となっております。1日目は座学として、まず弊社アーキビストが、日本のビジネスアーカイブズの現状と課題についてお話します。
次に、石井氏から資生堂がアーカイブズに取り組むようになった契機とマーケティング・ブランディングへの活用例を報告いただきます。
最後にTed Ryan氏から、ザ コカ・コーラ カンパニー アーカイブズの歴史とその概要、経営への貢献について豊富な実践例とともにお話いただきます。
2日目は、静岡県掛川市の資生堂企業資料館へのバスツアーを行います(希望者)。展示スペースはもちろん、普段みることのできないバックヤード(書庫など)の見学も予定しております。
詳細・お申込みはこちら
■日米ビジネス・アーカイブ・セミナー
http://seminar.archive-support.com/
世界的に著名なアーキビストと日本を代表するアーカイブズの実態を知ることのできるまたとない機会です。ぜひ皆様お誘い合わせの上、ふるってお申込みください。

ヘリテージサービス事業部アーカイブ担当 中村 崇高
県立の公文書館職員として公文書の評価・選別、古文書の整理、展示業務などに従事の後、現職に至る。