2018年度アーカイブセミナーを開催します
最近、企業・学校・団体で、「古い資料(歴史資料・史料)」を「アーカイブ化」して、「ブランディング」「マーケティング」に活かしたいという声をよく耳にするようになりました。ようやく日本においても「アーカイブ」(「アーカイブズ」)のもつ機能に注目が集まるようになったひとつの証ともいえるでしょう。しかし、「アーカイブ化」のプロセスやその目的、「ブランディング」・「マーケティング」の具体的なイメージが組織内で共有されているとはいえません。
出版文化社はこれまで東京で10回、大阪で2回のアーカイブセミナーを開催し、アーカイブの社会的認知度の向上につとめてまいりました。今年度のセミナーでは、企業におけるアーカイブの構築から活用までの過程について、その成果を社内外に発信されている株式会社デサント様の事例をご紹介したいと思います。
株式会社デサントは、世界的なスポーツ用品メーカーで、毎年バリエーションに富んだ製品を数多くリリースされています。まさに貴重な経営資源ともいえる過去の製品や情報が数多く蓄積されていたわけですが、体系的に整理されていたとはいえませんでした。
そこで、2010年の大阪オフィスの建て替えを契機に資料の整理に着手することとなりました。その結果、これらの資料は、日々の広報業務や製品開発にも活かされています。まさに企業活動に必要な資料を「継続的に」整理し、活用するというアーカイブの理想を具体化した好事例であるといえます。
「資料を整理したいが、何から手をつけてよいかわからない」、「資料を整理したのはよいが、活用方法に悩んでいる」という企業、学校、団体の方は必見のセミナーです。
アーカイブセミナーは下記の要領で開催いたします。皆様ふるってご参加ください。たくさんのご応募をお待ちしております。
■出版文化社アーカイブセミナー ※このセミナーは終了しました。
開催日時:2018年9月21日(金)14:00~16:30
※大阪でも同内容のセミナーを開催いたします。
開催日時などはホームページ上で決定次第お伝えいたします。
場所:株式会社デサント 東京オフィス2Fギャラリー
講演:「デサントアーカイブ構築の課題と活用」
(講師:株式会社デサントCSR室主事 大波多靖子氏)
参加費:無料
特設ページURL:https://www.archive-support.com/seminar/